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仔うさぎができるまで

特集

2022年09月09日(金)

明山の数ある商品の中でも人気を誇る、干支置物シリーズ。昨年のとらの置物も、「高品質でとても愛らしく、見る度に嬉しい気持ちにさせてくれます。」など、嬉しいお言葉をたくさんいただきました。今年もお客様の期待に応えるべく、可愛いうさぎたちを作りました。今回はそのうさぎができるまでの過程をご紹介します。

ひとつずつ、体のかたちを作ります

まずは型に土をこめながら、ひとつずつ大まかな形を作っていきます。型は上下に分かれており、その二つを合わせて形を作ります。上下の型をくっつける「のり」の役割を果たすのが、「どべ」や「のた」と呼ばれる土を水で溶いたもの。竹串で溝をつけてからどべを塗ることで、接着力を高めます。

 

 

 

上下の型から抜いたうさぎの姿がこちら。耳や尻尾がついていると、型から抜きにくくなってしまうので、この段階ではまだつけていません。前に揃えた手や、口元で、かすかにうさぎだと分かります。

細やかな手作業

型抜きした耳を丁寧に貼り付けていきます。焼いた後にポロっと取れてしまわないようにしっかりとくっつけるのがポイントです。

 

 

ざらっとした質感と、白さを出してくれる土を塗っていきます。一回乾かして重ね塗りすることで、より白い毛並みを表現しています。

 

 

くしやヘラという道具を使ってヒゲや、体の毛並みを表現していきます。ここでも細かな作業。

釉薬を塗っていよいよ焼成へ

 

仕上げに目の中に釉薬を塗ります。特に顔の釉薬掛けは仕上がりの表情を左右する大事な作業です。光が当たった時にキラッと目が輝いて見えるように光沢のある釉薬を使っています。

 

 

今回も綺麗な風合いで焼き上がりました。こうして制作をはじめてから約3週間ほどかけて完成します。窯出しされた商品は色の状態やひび割れなどの検品を行った後、丁寧に底面などのやすり掛けを行います。

丁寧な梱包で、安心の出荷を心がけています

明山では、「つくった商品は、自分たちの手でお客様に届けたい」との想いから、制作から梱包・出荷までの作業を自社で行なっています。

 

 

 

手から手へ受け渡され様々な工程を経てやっと商品が完成します。ご紹介したように一体一体手作業で作っているのでひとつとして同じものはありません。 “お客様の手元に届くまでの全てを丁寧に”。 明山の干支は、制作から出荷までに関わるひとりひとりが、そんな想いでつくり上げています。 みなさまの生活を少しでも豊かにできれば幸いです。

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